歴史の教科書で名前だけ知っていた偉人たちが、自分の指示で動いてくれる。『ヒーローズオブヒストリー』は、そんな体験を気軽に味わえる戦略シミュレーションです。小さな集落から出発して、建物を建て、研究を進め、時代をひとつずつ先へ運んでいきます。

「ストラテジー」と聞くと身構えてしまう方もいるでしょう。ただこのタイトルは、画面の案内に沿って押していけば自然と形になるよう作られていて、肩の力を抜いて始められます。しかも他のプレイヤーに資源を奪われる仕組みがないため、自分の速度で街を育てられるのが大きな安心材料。

この記事では、ゲームの中身から序盤の進め方、編成の考え方、課金との付き合い方までを順番に整理しました。これから始める方も、始めて数日で手が止まっている方も、読み終えたときに次の一手が見えているはずです。

『ヒーローズオブヒストリー』はどんなゲーム?

ざっくり言えば、街づくりとキャラクター育成バトルを一本にまとめた作品。拠点を発展させながら、歴史上の英雄を集めて部隊を組み、ステージを攻略していきます。開発はドイツの InnoGames で、同社は街づくり系のタイトルを長く手がけてきた会社。その積み重ねが、じっくり育てる手触りに表れています。

舞台は人類の夜明けと呼ばれる時代から始まり、研究を進めることで石器時代、そしてさらに先の時代へと移っていきます。物語にはSF風の仕掛けもあり、チュートリアルではアインシュタインが案内役として顔を出します。ナポレオン、レオニダス1世、巴御前といった国も時代もばらばらな英雄が同じ部隊に並ぶのは、このゲームならではの光景でしょう。

ヒーローズオブヒストリーのチュートリアルでアインシュタインが案内役として登場する場面 ヒーローズオブヒストリーで時代も地域も異なる歴史上の英雄が並ぶ場面
項目 内容
ジャンル 街づくり+バトルの戦略シミュレーション
開発元 InnoGames
配信開始 2024年9月
対応機種 iOS / Android
価格 基本プレイ無料(アプリ内課金・動画広告あり)
容量 iPhone版で約1.5GB
対象年齢 App Store 13+ / Google Play 7歳以上
ボイス 主に英語(ストーリーやメニューは日本語)

インストールからチュートリアルを抜けるまでは、おおよそ16〜18分ほど。チュートリアル自体が14分前後あるので、通勤前の数分では終わりません。腰を落ち着けられるタイミングで始めるのがおすすめです。

『ヒーローズオブヒストリー』のゲーム内容

遊びの柱は三つ。街づくり、英雄の育成、そしてバトル。どれかひとつだけ伸ばしても前に進みにくく、三つを少しずつ回していく設計になっています。

街づくりで文明をじっくり育てる

ヒーローズオブヒストリーの建設メニューで住宅を選んでいる画面
最初に手を入れるのは拠点です。食料、木材、石材、コインという基本の資源を生産施設でためて、それを元手に建物を増やしていきます。食料は住民と兵士を支え、木材と石材は建築や研究の土台、コインはあらゆる場面で顔を出す万能枠。

建てる順番で迷ったときの目安はこちら。

  • 司令部…ここのレベルが他の施設の上限を決めるので、いちばん手前に置きたい存在
  • 資源生産施設…司令部に合わせて上げておくと、建設や研究で待たされにくくなる
  • 兵舎…キャンペーンを進めるための戦力源。司令部が上がったら合わせて強化
  • 研究施設…生産効率や戦力の底上げに効く。すぐ結果が出ない代わりに後半で差がつく部分

建物は後から好きな位置へ動かせます。最初の配置で悩みすぎなくてよいのは、地味にありがたい仕様。生産にかかる時間は施設ごとに違い、たとえば小作農場は食料180をためるのに2時間50分ほど。短い待ち時間のものと長いものを混ぜて回すと、ログインするたびに回収する楽しみが残ります。

ヒーローズオブヒストリーの小作農場で食料を生産している画面

施設を強化すると生産量や働ける人数が増え、次の強化素材も集めやすくなる。この好循環に乗れたあたりから、文明が育っていく実感がぐっと強くなってきます。

歴史の英雄を仲間にして育てる

ヒーローズオブヒストリーでレオニダス1世を獲得した画面
部隊の主役が英雄です。レア度は星2から星5まであり、役割はおおまかに三つに分かれます。

  • アタッカー…火力役。後方から敵を削り、防御の厚い相手をこじ開ける
  • タンク…耐久役。最前線で攻撃を引き受け、後ろの仲間が動きやすい状況を作る
  • サポーター…回復や強化、敵の弱体化を担う。戦況をひっくり返す鍵になることも

入手の中心は「ポータル」と呼ばれるガチャです。引くには反物質という素材を使い、10個で10連。チュートリアルの中で8回分ほど配られるので、序盤からある程度は顔ぶれがそろいます。通常のポータルは50回で星5が確定し、レジェンダリー反物質を使うほうは20回で確定。天井が見えているのは、計画を立てやすくて助かるところ。

ガチャ以外にも、キャンペーンの進行報酬やイベントで英雄や破片が手に入ります。星2以上のクリアで英雄がもらえるステージもあるため、まずは物語を前に進めるのが近道でしょう。

手に入れた後は育成です。レベルを上げて基礎能力を伸ばし、スキルを強化して効果やクールタイムを改善し、装備で不足を補う。この三本立てで、序盤に配られた英雄もしっかり戦力になります。レア度より育成状況のほうが効いてくる時期が長いので、手持ちで戦う気持ちを持っておくと楽に進められます。

ヒーローズオブヒストリーの英雄ステータスとアビリティの詳細画面

バトルは配置と相性で決まる

ヒーローズオブヒストリーのバトル画面で部隊を配置し属性アイコンが並ぶ様子
戦闘は英雄を配置して進むリアルタイム形式。必殺技はオートに任せられて、速度も1倍と1.5倍から選べます。周回のときはオート、勝てるかどうか微妙な相手には手動、と使い分けるのが実用的。

勝敗を左右するのが属性相性です。火・水・木・光・闇の5種類があり、関係は次のとおり。

  • 火は木に強く、木は水に強く、水は火に強い
  • 光と闇はお互いに強い

敵が硬くなってくると、ただ強い英雄を並べるだけでは押し切れません。相手の属性を見てから編成を組み替える、この一手間が効いてきます。編成画面には絞り込み機能があるので、属性ごとに手持ちを見渡して選べます。

遊べる場は主に二つ。物語を進めるキャンペーンと、他プレイヤーの防衛部隊に挑むアリーナです。アリーナは腕試しの場として用意されていますが、必須ではありません。キャンペーンと街づくりだけでも十分に先へ進めるので、対人が苦手ならそちらを素通りして構いません。

ヒーローズオブヒストリーのキャンペーンでステージを選ぶマップ画面

バトルにはスタミナを使います。上限は100で、約3分に1ずつ回復。動画広告を見ると1バトル分ほど戻る仕組みもあり、少し足りないときの助けになります。

序盤を気持ちよく進めるロードマップ

奥行きのあるゲームほど、最初の数日の立ち回りが後に響きます。ここからは、序盤でつまずきにくい順番を見ていきましょう。

リセマラはしたほうがいい?

結論としては、必須ではありません。やれば序盤を有利に始められますが、チュートリアルに14分前後かかるため、やり直すたびにその時間が消えていきます。引ける回数も限られているので、時間あたりの見返りはそれほど大きくないと考えてよいでしょう。

それでも挑むなら、狙い目は次のあたり。

  • 単体に大きな火力を出せるアタッカー
  • 前線を支えられる耐久型のタンク
  • 複数の敵をまとめて攻撃できる英雄(周回がはかどる)

Wi-Fi環境でやるとデータの取得が早く、1周の時間を縮められます。一方で、リセマラをしない選択にも十分な根拠があります。英雄は物語の報酬やイベント、ログインボーナスからも集まり、育成でかなりの部分を補えるからです。回復役はチュートリアル中に仲間になるので、最低限の形はすぐに整います。

序盤の街づくりで優先したいこと

最初はクエストの案内に乗るのが正解です。画面の指示どおりに動けば、建設、研究、編成と必要な操作をひととおり覚えられて、報酬で資源もたまります。序盤の建設は待ち時間が短めに設定されているので、思ったよりテンポよく街が広がっていきます。

ヒーローズオブヒストリーで拠点に建物を配置している場面

そのうえで意識しておきたい点を挙げておきます。

  • 司令部を切らさず上げる…ここが詰まると他の強化も止まる
  • 資源はこまめに回収する…生産量には上限があり、満タンのまま放置すると取りこぼしになる
  • マップの宝箱を拾う…拠点マップにランダムで出現し、中身はコインや食料。建設の待ち時間に見回る習慣をつけると、無課金でも資源に余裕が生まれる
  • デイリーとウィークリーを消化する…短時間で確実に資源が増える

なお、バトルの入口は少し見つけにくい場所にあります。序盤はキャンペーンのマップから入る形なので、戦えないと感じたらそこを探してみてください。施設の移動についても説明が控えめなので、動かせることを覚えておくと迷いません。

英雄育成は誰から手をつけるか

戦力を分散させると、どの英雄も中途半端になりがち。序盤は数人にしぼって集中的に伸ばすほうが前に進みます。

  • チュートリアルで仲間になる英雄…序盤のステージはこの面々で越えていくので、まずここを厚くする
  • タンク役…前線が崩れなければ戦闘が安定する。挑発や自己回復を持つ英雄なら特に頼れる
  • 範囲攻撃を持つアタッカー…雑魚をまとめて片づけられるため、周回が一気に軽くなる

経験値を集める手段はいくつかあります。経験値の多いステージを繰り返す、クリア済みのステージを掃討機能で一瞬で回す、経験値アイテムを使う、イベントで大量に受け取る。アイテムは温存しすぎず、詰まったタイミングで使うほうが結果的に得。ステージ4あたりから敵の手応えが変わるので、そこで止まったら育成に戻る合図と受け取ってください。

ヒーローズオブヒストリーでステージをクリアし報酬を受け取る画面

さらに強くなるための応用戦略

基本の流れがつかめてきたら、次は効率の話。同じ時間でもう一歩先へ進むための考え方を三つ紹介します。

次の時代へ進むタイミングの見きわめ

研究を重ねると、文明の時代を先へ運べます。時代が変われば新しい施設や技術、英雄が解放されて、遊びの幅が広がる。ただ、進めるには大量の資源と時間が必要で、敵の強さも上がります。

進む前に確認しておきたいのは次の点。

  • 今の時代の資源施設と兵舎を、上げられるところまで上げてあるか
  • 生産効率や戦力に関わる研究を終えているか
  • 主力の英雄が、次の相手に通用する水準まで育っているか
  • 時代の進行で解放されるクエストの報酬を取りこぼしていないか

足場を固めてから進むほうが、新しい時代での資源不足を避けられます。急ぐ理由はどこにもないので、自分の進み具合に合わせて判断してください。

シナジーを意識した部隊編成

英雄は単体の強さより、組み合わせたときの働きで見るのがこのゲームの面白いところ。相性のよい組み方をいくつか挙げます。

  • タンク+回復役…前線を受け止める英雄の隣に回復を置くと、部隊が驚くほど粘る
  • 集敵スキル+範囲攻撃…敵を一か所に寄せてから広範囲の攻撃を当てる。まとめて削れて気持ちがいい
  • デバフ+高火力アタッカー…相手の防御を下げてから殴ると、同じ攻撃力でも結果が変わる

キャンペーンとアリーナでは、求められる形も変わります。多数の敵を手早く処理したいキャンペーンでは範囲攻撃や継続ダメージが働きやすく、相手の主力を素早く落としたいアリーナでは単体火力や妨害スキルが光ります。属性相性と役割の組み合わせを、相手に合わせて差し替えていきましょう。

資源をきらさない管理のコツ

資源が止まると、建設も育成も一緒に止まります。流れを切らさないための打ち手を整理しておきます。

  • 市場を使う…余った資源を売ってコインに変え、足りない資源を買い足せる。購入のレートは割高になりがちなので、本当に必要な場面にしぼるのが賢いところ
  • イベントに参加する…まとまった資源や希少な素材が手に入る機会。始まったら内容と報酬を確認し、自分の戦力で届く目標を狙う
  • 同盟に入る…ギルドイベントや協力要素があり、ひとりで回すより効率がよくなる
  • デイリーを習慣にする…毎日の小さな積み上げが、数週間後の差になって返ってくる

後半に解放される宝探しのようなコンテンツでは、10人前後の英雄が必要になる場面もあります。主力を伸ばしつつ、控えの英雄も少しずつ育てておくと、後から慌てずにすみます。

『ヒーローズオブヒストリー』のおすすめ課金

基本プレイは無料で、課金は進行を速めるための選択肢という位置づけ。無理に使わなくても遊べますが、せっかく払うなら効率のよいところへ回したいところです。

最初に選ぶならこのあたり

課金通貨はジェム。単品で買うよりも、複数の要素がまとまったパックのほうが実入りがよくなります。価格の目安は次のとおりで、ストアや時期によって変わる点はご了承ください。

内容 価格の目安 向いている場面
ジェム 400個 780円ほど 少しだけ足したいとき
ジェム 10,000個 15,700円ほど まとめ買いで単価を下げたいとき
スタートバンドル 1,100円ほど 序盤の立ち上がりを速めたいとき
月間パス 継続型 毎日ログインして遊ぶとき

スタートバンドルはコイン9,000個、ジェム300個、加速アイテム、宝箱がひとまとめになったパック。序盤の資源不足を一気に埋めてくれるので、最初の一歩として選ばれやすい内容です。

継続して遊ぶつもりなら、優先度が高いのは月間パス。毎日のミッションを通してジェムや素材、装備を受け取り続けられます。月ごとに切り替わる仕組みなので、期間の頭で買うほどミッションを消化できて、受け取れる総量が増える計算に。

資源パックや加速パックは、どうしても時間を短縮したい場面に限って使うのが無駄のない形。課金は「素材を買う」より「時間を買う」ものと捉えておくと、金額の判断がぶれにくくなります。あらかじめ予算を決めてから眺めると、落ち着いて選べるでしょう。

無課金で長く続けるコツ

無課金でも封建時代まで進めたという声があるとおり、時間をかければ着実に前へ進む設計です。押さえておきたい点をまとめます。

  • 動画広告でスタミナや報酬を受け取れる仕組みを活用する
  • 拠点マップの宝箱を回収し、資源を積み上げる
  • イベントとデイリーを欠かさず消化する
  • 数か月単位で育てる前提に切り替え、1日の進みで一喜一憂しない

短期間で最前線に並ぶゲームではなく、少しずつ街と部隊が立派になっていく過程を味わう作品。そう捉えると、無課金でも満足度は高く保てます。

『ヒーローズオブヒストリー』の魅力

ここまでの内容をふまえて、このゲームが支持される理由を整理しておきます。

  • マイペースで遊べる…他プレイヤーに襲撃されたり資源を奪われたりする要素がなく、自分の拠点を落ち着いて育てられる
  • 歴史の英雄を自由に組み合わせられる…時代も地域も違う偉人が同じ部隊に並ぶ編成は、このジャンルでもなかなか味わえない
  • 文明が形になっていく満足感…建物が増えるにつれて画面の景色が変わり、時代が進むたびに新しい技術が開く
  • 戦略を考える余地がある…属性相性と役割の組み合わせがはっきりしているので、編成を工夫した分だけ結果が返ってくる
  • 迷いにくい案内…クエストが次にやることを示してくれて、ストラテジーに慣れていなくても手が止まりにくい
  • 運営が手を入れ続けている…効果音の調整やバランス変更など、改善が重ねられている

『ヒーローズオブヒストリー』の口コミ・評価

ストアの評価は、App Storeで約4.4(3,800件台)、Google Playで約4.0(9万件以上)。件数が多いなかでこの水準を保っているのは、長く遊んでいる層から支持を得ている証といえます。

ストア 評価 件数の目安
App Store 約4.4 3,800件台
Google Play 約4.0 9万件以上

プレイヤーからよく挙がる声を拾うと、こんな傾向が見えてきます。

  • 資源を奪われる心配がないので、気を張らずに続けられる
  • 無課金のまま封建時代まで到達できた
  • 英雄それぞれに個性があり、レア度だけでは測れない面白さがある
  • 編成を考える手応えがあり、バトルに深みを感じる
  • 数か月から数年かけて育てる設計で、腰を据えて遊ぶタイプの作品

生産に時間がかかる施設もあるため、短期決戦を求めるとテンポが合わないかもしれません。逆に、少しずつ積み上げるのが好きな方には相性がよいでしょう。セールやギルドイベントも定期的に開かれているので、今から始めても参加しやすい環境が整っています。

『ヒーローズオブヒストリー』はこんな人におすすめ

  • 街づくりや拠点の発展をじっくり楽しみたい方
  • 世界史や歴史上の人物に興味がある方
  • 編成を考えて勝ち筋を探す遊び方が好きな方
  • 対人戦を避けて、ソロ中心で進めたい方
  • 毎日少しずつ触って、長く付き合えるゲームを探している方

反対に、数日で最前線へ駆け上がりたい方には、歩幅がゆっくりに感じられるかもしれません。そのあたりの相性を確認してから始めると、気持ちよく続けられます。

まとめ

『ヒーローズオブヒストリー』は、歴史の英雄を仲間に迎えて街と部隊を育てていく戦略シミュレーション。開発は InnoGames、2024年9月から配信されていて、iOSとAndroidのどちらでも基本無料で遊べます。

最後に要点をおさらいします。

  • 遊びの柱は街づくり、英雄育成、バトルの三つ
  • 序盤はクエストの案内に沿って進め、司令部と資源施設を優先する
  • 英雄は数人にしぼって育て、属性相性を見ながら編成を組み替える
  • リセマラは必須ではなく、手持ちを育てる方針でも十分に戦える
  • 課金するならスタートバンドルと月間パスが選びやすい
  • 無課金なら広告回復、宝箱、イベントを積み重ねる

資源を奪われる緊張感がなく、自分のペースで文明を育てられるのがこのゲームのいちばんの持ち味。歴史好きの方はもちろん、腰を据えて何かを育てたい気分のときにも向いています。自由に遊べるまで20分ほど見ておけば十分なので、気になった方は週末などまとまった時間に触ってみてください。あなたの手で、もうひとつの歴史を描いてみましょう。

ヒーローズオブヒストリー Heroes of History
ヒーローズオブヒストリー Heroes of History
開発元:InnoGames
無料
posted withアプリーチ